2018年05月16日

なぜ、土壌くん蒸処理が必要なの?

農作物の栽培には、毎年毎年同じものを作り続ける(連作)のが一般的ですが、同じ作物を作り続けると土壌病害になったりします。

 

連作をしていると土壌病害になりやすくなりますが、同じ畑(圃場)で時期によって栽培する作物を変えたり(二毛作)、土地に余裕がある場合には、圃場を変えて栽培することで土壌病害の対策としていることがあります。

連作を続けていくとなぜ、土壌病害が発生するのでしょうか。同じ作物を作り続けると栽培している作物が土壌中の特定の栄養分(金属イオン)を根から吸収し、土壌中の金属イオン濃度に偏りが生じやすくなります。この金属イオンの偏りが土着の菌(もともとその圃場に生息している)以外(作物の害を与える原因となる病原菌や線虫、ウイルス)の繁殖を促進させ、土壌病害が発生しやすくなります。

 もともと土壌中には様々な菌や虫、ウイルスが共同で生活しており(1gの土壌中に数百万~数億個の土壌微生物が存在している)、菌や虫が土壌中にいることが必ずしも悪いことではありません。

近年、農業の生産性を上げるため集約的に農業が行われるようになり、特定の作物を同じ圃場で栽培するようになってきています。

そのため連作している圃場では、集約的な農業を行うために、定期的に土壌中から病原菌や虫などを取り除く必要が出てきます。

 

土壌中の線虫、病原菌、ウイルスなどを除去する方法として、化学薬品を使用する方法と使用しない方法があります。 

化学薬品(土壌くん蒸剤)を使用する方法

化学薬品(土壌くん蒸剤)を使用する処理法は、土壌中の病原菌を除去する方法として効果的な方法のひとつです。くん蒸剤は、薬剤の形状によって様々ですが、

代表的なくん蒸剤として、クロルピクリン、1,3-ジクロロプロペン(D-D)、メチルイソチアシネート(MITC)などが知られています。これらは、劇物に指定された化学品です。

 

土壌くん蒸処理を行うには、土壌くん蒸剤の性質(特性)をよく理解して使用しないと十分な効果が得られません。使用する際は、適切な方法で、適切な量を、目的に応じて使用しないといけません。

また、土壌くん蒸処理効果を高めるために、くん蒸剤を使用した圃場にフィルムで被覆することが有効的です。被覆フィルムは土壌中でガス化したくん蒸剤が大気中へ漏えいすることを抑制する効果があり、さらにバリアフィルムでは土壌中のくん蒸剤のガス濃度を高く維持することが可能です。

 

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お知らせ

2019年09月27日
農業Week2019「第9回 国際 農業資材EXPO」に出展
2019年04月19日
産学官連携ジャーナルに掲載された高知大学 西村安代准教授の記事「親水性樹脂の可能性 -培地利用-」を紹介いたします。

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